GitHub Projects (beta)のBuilt-in workflows機能を触ってみる
こんにちは、CX事業本部 IoT事業部の若槻です。
GitHub Project (beta)では、ItemのStatusを自動的に変更できるBuilt-in workflows機能が提供されています。
今回は、このGitHub Projects (beta)の、Built-in workflows機能を触ってみました。
先にまとめ
- 現在は6つのDefault Workflowが用意されている
- Default Workflowで実施可能な処理は、Itemを指定のStatusに変更する(Columnに追加する)処理のみ
- カスタムなWorkflowを作成できる機能は未提供
- Default Workflowでは実施できない複雑なWorkflowは、GitHub Actionsを使用する必要がある
触ってみた
設定画面にアクセスしてみる
Built-in workflowsの設定画面にアクセスするためには、Project画面の右上で[... > Workflows]をクリックします。
するとWorkflowsの設定画面にアクセスできました。
Defaultでは次の6つのWorkflowが用意されています。Workflowの名前のイベントがItemに対して発生した際にWorkflowの処理が実行されます。
- Item added to project
- Item reopened
- Item closed
- Code changes requested
- Code review approved
- Pull request merged
上記のWorkflowのうち1〜3はIssueおよび(または)Pull Request、4〜6はPull Requestが対象となります。
1〜3のWorkflowは、IssueとPull Reqestの両方または片方を処理対象として設定できます。
そしてすべてのWorkflowで、Itemを指定したStatusに変更(Columnに移動)する処理のみ行えます。
実行してみる
Item closed
Workflowを実行してみます。
StatusがIn Progress
のIssueをCloseします。
するとCloseされたIssueがDone
に自動で移動されました!
さらに複雑な条件や処理のWorkflowを使いたい場合
ここまで触ってきた通り、Built-in workflowsは限られたイベントや処理のみにしか対応していません。複雑なWorkflowを使いたい場合はGitHub Actionsを使う必要があります。
下記ドキュメントでGitHub ActionsおよびGraphQL APIを使用したサンプルが紹介されているので、興味のある方はチェックしてみてください。
おわりに
GitHub Projects (beta)のBuilt-in workflows機能を触ってみました。
出来ることはまだまだ少ないですが、今後機能が充実していきそうな予感がしました。
以上